乗り物好きです

ブルガリアからセルビアへ鉄道で移動

2018/08/20
 
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乗り物好きです。そんなにたくさん乗れないですが、 珍しいものに乗れたらアップしていきたいと思います。

ブルガリアのソフィアからセルビアのベオグラードまで鉄道で国境を越えました。

事前にソフィア駅の窓口にて問い合わせた情報によると
ソフィア09:40発→ディミトロヴ グラード10:30着
ディミトロヴ グラード11:25発→ニシュ14:54着
ニシュ15:35発→ベオグラード センター20:58着
と3本の列車を乗り継ぐことになっています。
ということでニシュへ向かう方にも参考になると思います。

そして当日、親切おじさんに見事にだまされました。手口としてはIDカードを首からぶら下げて、駅職員だと安心させて最後に「Money!」とせびるパターンでした。
他の欧米系バックパッカーは駅構内作業員風の服装をしていたおじさんにたかられていましたが、現金持ってないと爽やかな笑顔で振り切っていました。
参考までに私は、自分の考えが甘かったと素直に負けを認め、何も抗議せずに5BGN札を出しました(小銭をもう持っていなかったというのもありますが)。
渡したら即座に去って行きました。
ちなみにそのおじさん、本物の鉄道従業員とも仲良しなので、最後まで気がつきませんでした。切符売り場の人までも「乗り場はあの人に聞けば分かるよ」と説明するほどでした…。
ブルガリアは優しい人が多いので判断が難しいですが、知らない人に話しかけられても、相手にしてはいけないと痛感しました。

基本的なところを押さえておけば難しいことは特にないのでおじさんは不要です。
この記事を参考にしていただければ幸いです

さて、やっと本題に入ります。


地下鉄駅からならこのような看板(この場合は直進)に従って地下を歩いてきます。


この看板が出てきたらもうすぐです。そしてエスカレーターで地上に上がります。
ちなみにエスカレーターにのっているときに親切おじさんは声をかけてきました。


蒸気機関車その1


蒸気機関車その2


地上階22番の窓口が国際列車の切符売り場です。
営業時間(曜日によって違うかもしれませんが)は08:00〜20:00です。


切符です。ベオグラードまで通しで1枚の切符です。40.29BGNです。優等列車ではないので、等級や座席指定はありません。
現金のみでクレジットカードカード決済不可でした。
窓口で2回乗り換えがあるということと、列車番号7990に乗るようにということに注意するように言われました。
駅構内に画面があるので、そちらで確認できます。


列車は入換用ディーゼル機関車で08:30分頃入線しました。


地下通路を通って3番線から発車でした。
列車番号7990と行き先ディミトロヴ グラードと発車時刻09:40発というのが確認できます。


注意点1:何両もあるように見えますが、くっついていなくて実際には1両だけでした。電気機関車とつながっている車両だけで、他の車両は無関係です。
電気機関車は客車より後にやってきます。


注意点2:このベオグラード行きになっている車両が、ディミトロヴ グラード行きです。まだ電気機関車がくっついていないときはこちらを目印にすると良いです。


車内はこんな感じです。


座席はこんな感じです。窓が開くところは下降窓なので、外の風景撮りやすいです。


トイレはこんな感じです。

ほぼ定刻に発車しました。乗客少なくて、乗車率2割弱くらいでした。
しばらくノンストップです。


最後尾からの眺め


10時30分近くになって最初の停車駅に到着。


その次に停車するところがブルガリア出国手続きを行う場所です。パスポート回収にきます。なぜか、行き先と目的を質問されました。その後、別の人が持ち物の質問をしてきました。しばらくしてスタンプ押されたパスポートが戻ってきました。


1時間遅れと思いきや、時差考えたらほぼ定刻通りディミトロヴ グラード到着。隣のホームにニシュ行きの気動車が停車していますが、入国審査があるので、まだ下車できません。


パスポート回収されてしばらくしたらスタンプ押されたパスポートが戻ってきました。何も質問されませんでした。


ディミトロヴ グラード駅。
駅周辺で現金を作ろうと思ったら、周辺には民家しかありませんでした、駅自体も何もなく殺風景でした。
トイレは無料でした。
飲食物はソフィアを出るときに用意しておいたほうが良さそうです。


現地通貨(RSD)持ってない状態で、とりあえず列車に乗ります。2両編成ですがガラガラです。


車内の様子。先ほどとは打って変わって現代的です。


座席は特に色々な設備がついているわけではありませんでした、撮影していないですが、トイレもありました。
冷房が効き過ぎで寒かった印象です。


ほぼ定刻に出発。農地や林がメインの車窓ですが、変わったところにある駅がありました。
踏切の真ん中で停車する駅や一見何もないところが駅だったりするところ、廃墟のような現役の駅舎…。


この列車の後半、大自然の中を走ります。景色を楽しみたい方は進行方向右側の座席がオススメです。


ほぼ定刻通りにニシュ駅に到着。

現地通貨(RSD)作ろうとしたのですが、ATMが見当たりません。


駅前の道を右へ食べ物の売店を眺めながら歩いて数分行ったところに郵便局を発見、ここでユーロから両替しました。ちなみに出てきたら目の前にも赤い三角屋根の両替所がありました。
なお、郵便局の営業時間は、
平日 08:00〜19:00
土曜日 07:00〜13:00
ですので、土日祝日は間に合いません。

駅前に静態保存されている蒸気機関車。
これ以外にも、列車到着直前に、放置されている蒸気機関車が車窓から見えました。


1番線にずっと停車している電車がベオグラード行きでした。今までと進行方向が逆です。


車内の様子。


座席は色々な機能があるわけではないのですが、少しですが足元にコンセントある座席もありました。


定刻より20分ほど遅れてベオグラード センター駅に到着。

個人的な総評ですが、ブルガリア国内は車両が古くても快速のような感じで、速度も出ていました。
セルビアに入ってからは、各駅停車ということに加え、何かトラブルでもあったのではないか?と思うくらい速度が遅かったのですが、それで定時運行でした。乗り換え後の電車に関しては、ゆっくり走ることは変わらないのですが、途中で長時間停車していた場所があったので、その分そのまま遅れたような感じでした、それでも20分ほど遅れただけですが(笑)。
この区間を早く移動したい方や気が短い方はバスの方が良いです。
時間を気にせず景色や雰囲気を楽しみたい方には鉄道も悪くないですよ。

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