キエフからリヴィウへ鉄道で移動(ヒルネ?)
予約をしようと思っていたら、全然空いている列車がなくて、この列車になってしまいました。
しかも数日間空席状況を確認していたら、ある日突然空席が増えたので、よくよく見てみると増結になったようです。
キエフ朝08:03発→リヴィウ夕方17:55着のこの列車、なぜか全席寝台車です。
昼間だからといっても、料金的にも寝台料金の設定なので、リネン類もついています。
とにかくこの列車しか空いてなかったので予約しました。
長距離列車の切符売り場はこの建物の中です。
参考までに、近隣の丸い建物の中の窓口では買えません。
窓口にて1等車の予約購入しました。
片道1,376.80UAHでした。
0号車(増結1等車)です。
検札後に撮影したので上のほうがちぎられています。
そして迎えた当日、
3番線から発車です。跨線橋を駅建物内中央のエスカレーターで上がります。
そして階段を下ります。
0号車だから1号車の隣?と思い、最後尾確認してみたら1号車でした(笑)。
0号車は中間車で、階段下りた周辺あたりに組み込まれていました。
はっきり確認し忘れましたが、たしか10号車と11号車の間だったと思います。
出発前の車内。外の明るさに合ってしまったので
暗い写りになってしまいましたが、キエフ駅構内に止まっている間は実際にも暗かったです。
おまけのペットボトルの水、画像左側のもの、開封済みなものが置いてあってビックリ!気がついて良かった(汗)
室内の全ての照明スイッチ試してみましたが、全滅で明るくできませんでした。
車内の基本的な構造はリヴィウからオデッサの移動時に使ったものと同じなので、こちらも参考にして頂ければ幸いです。
切符は乗車してしばらくすると車掌が回収しにきます、そして下車前に返却されます。
車掌がお茶かコーヒー飲みますか?と聞いてきたのですが、今回は何も頼みませんでした。
昼行列車ながら、夜行運行時と同じアメニティ?が用意されていました。
照明の類は全て無効化されていましたが、生命線のコンセントだけはちゃんと使えました。
鏡は両方の背もたれ部分と扉のところにあります。
天井部分はこんな感じです。寒い時に使うように置いてあるのでしょうが、ホコリが目立ちます。
通路と補助イス、バネが効いてて立ち上がると跳ね上がるタイプです。
足もとの空間、右側の跳ね上げて使う荷物入れにはスーツケース入らないので、窓側の空間にこんな感じで置いています。
トイレットペーパーのホルダーが壊れたまま使い続けているようです。
ちなみに流すときはフタを閉めないとはね返ってくる可能性大です(笑)。
たいていの沿線の景色はこんな感じです。
木々の向こうは広大な農地になっているというパターンが多いです。
時々家畜の姿が見られます。
軍用車も鉄道で輸送するようです。
リヴィウ駅に到着。ほぼ満席でしたので、ホームは人だらけです。
今回、心配するほどの大きなキシミ音はしませんでした。振動も気になるほどではなかったです。
ただ、時々臭いが気になることがありました。原因がトイレかクーラーかどちらかだと思うのですが、昼寝していたので究明していません(笑)。
ちなみにWi-Fi飛んでないし、田舎は駅周辺以外は高速通信の電波が飛んでないです(E表示になってしまう)。
全体的な印象は、安いし、個室で寝ながら移動できるので個人的には満足なのですが、ウクライナ国鉄は一般的な日本の価値観でみるとサービスの質は低いです。接客とかそういうの以前の問題で、清掃や保守面での質が明らかに低いです。
そういうことで、万人にオススメできるものではありません。
ただ、そんな感覚の日本人がそもそもこの国に個人旅行に来るとは思えないですが(笑)。