「ひのとり」乗車記
利用したのは2020年10月です。
大阪難波から名古屋まで乗車しました。
先頭車の1号車プレミアム車両を
オンライン予約しました。
「ひのとり」は名阪チケレス割の
対象外なので、割引はありません。
さらに、プレミアム車両だけでなく
レギュラー車両でも、「ひのとり」
特別車両料金というものが発生する
ので、価格重視の方向けの列車では
ありません。
「ひのとり」に置き換わっていくほど
安く乗れる名阪特急が減っていきます。
結構早めに予約したのですが、
その時点では空席だらけでした。
17時ちょうど発の「ひのとり」17列車です。
ちょっと驚いたのは
列車を撮影している人が
結構いたことです。
さらに驚いたことは
その大半が1号車の乗客でした
(笑)。
デビューして半年以上経っているのに
私以外にもモノ好きがいるものですね。
隣のアーバンライナーと比較すると
高さの違いが分かりやすいです。
↑Italoと「ひのとり」って
雰囲気似ていると思うのは
私だけでしょうか?
それでは早速車内チェックです。
本当は色々な設備が編成全体にあるの
ですが、探検しないで1号車だけに
とどまっていました。
それでも十分色々あります。
2人掛け座席
アーバンライナーのデラックス車両とは
違い、左右の席がくっついています。
1人掛け座席
この角度からですと前後間の
ゆとりが分かりやすいですね。
後ろを気にせずリクライニングできる
バックシェルシートをレギュラー車両、
プレミアム車両共々採用してウリに
しているにもかかわらず、座席を
倒した状態の画像を撮影し忘れました
(笑)。
さすがに水平になったりはしないですが、
鉄道車両の中では、かなり快適でした。
背もたれ、レッグレスト、読書灯、
シートヒーターのスイッチは
肘掛けにあります。
コンセントも死角にはなりますが
肘掛けにちゃんと人数分あります。
窓にはカーテンの昇降スイッチ。
どんなハイテクなものかと思ったら
ロールスクリーンが電動になっていた
だけでした。
テーブルは肘掛けに内蔵されています。
半分折りたたんだ状態。
テーブルを完全に開いた状態。
他にも小さなテーブルがあり、
スライドさせるとカップホルダーが
あります。
足元にはマガジンラック。
そして、
そこには「ひのとり」の
ご案内が備え付けてあります。
これを見れば迷うこともなさそうです。
表紙
中身その1
中身その2
中身その3
中身その4
裏
洗面所
男性小トイレ
トイレ。
あと、画像はありませんが
女性専用トイレもありました。
デッキには色々な設備があります。
ロッカー
コーヒー(有料)とお湯(無料)のベンダー
自動販売機
両替機
自動販売機では
上段→ココアや紅茶などお湯を入れて
作る飲み物
中段→小原を満たすようなお菓子
下段→「ひのとり」グッズ
というものが売っていました。
「ひのとり」キーホルダー
800円也。
カップまで「ひのとり」仕様です。
Wi-Fiも提供されています。
私は使わなかったので、
快適さは不明です。
座席番号のところにランプがあり、
点灯する色で空席か否か判断できるように
なっています。
そのせいか、車内改札はありませんでした。
終着駅の名古屋に近づいたら
天井が青色の照明に変わりました。
こういったちょっとした非日常感、
好きです。
「ひのとり」乗ってみた主観を書きます。
乗車した個体だけなのかもしれませんが、
走行時の細かな振動が気になりました。
最後尾側だったら、もしかしたら違う
乗り心地だったかもしれません。
設備面が非常に充実している分
惜しいな、と思ってしまいました。
名阪間の移動手段は色々ありますが、
他の人に「ひのとり」をおすすめするか
と問われたら、無条件に「はい」とは
言えないです。
速さでは新幹線に負け
利便性では自動車に負け
価格でも安い移動方法は
他に選択肢がありますから…。
ただ、個人的には
そういった弱点があっても
また、利用したいと思わせる
列車です。
なぜなら豊かな気分に浸れるから。
ゆったりとした本革シートに身を
委ねて、好きなことをしながら
くつろいで移動できる。
そんな非日常的なゆとりある空間が
気に入りました。
あえて他のものに例えるならば、
新幹線「こだま」のグリーン車の
雰囲気に近いかな?主観ですけど。